Fishes of Kii Peninsula

紀伊半島のさかな

琵琶湖

オイカワの産卵

産卵の瞬間 琵琶湖流入河川 -0.5m このところあり得ないくらい暑い日々が続いていますが、水の中も夏本番という様子です。 琵琶湖に注ぐ川ではオイカワが産卵期を迎えていました。近縁のハスやカワムツと同様、産卵はペアで行われ、砂礫底に臀鰭を使って埋め…

ズナガニゴイ

ズナガニゴイ 琵琶湖流入河川 -0.5m 滋賀県の河川で撮影したズナガニゴイです。 本種は最大でも体長20cmほどの小型のニゴイの仲間で、国内では中部以西の本州にのみ生息する比較的分布が限られた淡水魚です。ニゴイとカマツカを足して2で割ったような独特の…

ヌマムツの婚姻色

ヌマムツのフィンスプレッディング 琵琶湖流入河川で撮影したヌマムツです。 本種は西日本の広い範囲に生息するオイカワの仲間で、近縁のカワムツと比べ下流域に偏って生息します。地元、紀伊半島の川にも分布しているのですが、いかんせん撮影には向かない…

琵琶湖のシロヒレタビラ

シロヒレタビラ♂ 琵琶湖 -0.5m 琵琶湖の湖岸で撮影したシロヒレタビラです。 琵琶湖周辺にはかつて7種のタナゴの仲間*1が生息していたとされていますが(金尾・松田2012)、その中でもとりわけ本種の個体数は多かったようで、明治期に採集された標本の調査か…

岩礁帯のイワトコナマズ

イワトコナマズ 琵琶湖 -6.0m 琵琶湖の大部分を占める北湖、その中でももっとも北に位置する北岸地域は奥琵琶湖と呼ばれます。この地域は湖の背後まで急峻な山地が迫り、湖の中も同様に急深な岩礁帯となっていますが、こうした環境に好んで生息するのが琵琶…

ウグイの稚魚

ウグイの稚魚 琵琶湖流入河川 -0.5m ウグイの大産卵から約一か月。産卵があった川を再び訪れてみると、水際を中心にたくさんのウグイの稚魚たちが群れていました。 体長は1cmちょっとといったところ。ウグイの稚魚はほかのコイ科の稚魚と比べて体が細長いの…

ハリヨの婚姻色

ハリヨ 滋賀県河川 -0.5m 滋賀県の川ではハリヨの婚姻色がピークを迎えています。 本種は岐阜県と滋賀県にのみ自然分布するトゲウオ科魚類で、湧水環境に依存した生活史をもちます。この場所にはここ3年ほど毎年ハリヨを撮りに来ているのですが、先日撮影し…

ウグイの産卵遡上

ウグイの産卵群 -0.3m 琵琶湖流入河川 南西諸島を除く全国の河川に生息するウグイ。ここ琵琶湖では毎年桜の咲く季節になると、鮮やかな橙色の婚姻色に身を染めたウグイたちが産卵のため、流入河川や湖岸に集まります。この時期を毎年楽しみに琵琶湖へ通って…

雪解け水とビワマス

ビワマス稚魚 琵琶湖流入河川 -0.5m ようやく春らしい暖かさの日が続くようになってきました。琵琶湖流入河川では昨年生まれのビワマスの稚魚たちが順調に育っています。川は比良山系からの雪解け水で増水しており、ビワマスたちは強い流れを避けて岸際の流…

ビワマスの跳躍

ビワマスの跳躍 琵琶湖流入河川 大雨で水中のコンディションは渋かった前回のビワマス撮影ですが、こうした増水のタイミングではビワマスたちの遡上が活発になるため、堰や滝の下で盛んにジャンプする姿を観察するチャンスです。 この日も堰堤の下には多くの…

雨の魚、増水のあと

ビワマス 琵琶湖流入河川 -0.5m 台風21号から変わった低気圧と前線の影響によって季節外れの大雨となった先週末。 滋賀県の琵琶湖流入河川も大増水で、待ちに待ったビワマスの撮影のために訪れていた筆者も4日間の撮影日程のうち、2日しか川に入れないという…

みたび、ナガレモンイワナ

コアユの産卵の撮影とあわせ、毎年楽しみにしているのが、秋に婚姻色のピークを迎えるカネヒラの観察と撮影です。毎年必ずカネヒラたちが集まってくるお気に入りのポイントがあるのですが、先日はほとんどカネヒラがいないという状況で撮影はまさかの空振り…

コアユの産卵2024

産卵場に集まるコアユたち -0.3m 琵琶湖流入河川 今年も琵琶湖に注ぐ川でコアユの産卵が始まっています! 今年の夏も非常に暑く、アユたちの成熟も遅れるんじゃないかと思っていたのですが、例年どおり産卵できているようです。ただ、気になるのはこのところ…

アユの縄張り争い

アユの闘争 安曇川 -0.5m 今年も安曇川で遡上したアユたちが美しい姿を見せています。今年は琵琶湖全体でコアユの数が少なく、安曇川を含めた各河川への遡上もどうだろうかと思っていたのですが、やはり数は昨年に比べると少ないものの、それでも多くのアユ…

うろりの群れ

ビワヨシノボリ? -2.0m 琵琶湖 琵琶湖の浅場では今の時期、“うろり”たちがたくさん群れています。 うろりは琵琶湖沿岸地域におけるハゼ科魚類の稚魚を総称した呼び名で、琵琶湖では夏場にこれを沖曳き(ちゅうびき)と呼ばれる底曳き網の一種で漁獲し、醤油…

青はアユより出でてアユより碧し

コアユ 琵琶湖 -0.5m 前回のハスの撮影で川に潜っていると、同所的に群れているコアユの中に1匹だけやたらと青みがかった個体がいることに気付きました。周りが普通のアユたちなので、遠くからでもそのコバルトブルーの体色が良く目立ちます。 これはどうや…

2024ハスの遡上

オス同士の闘争 琵琶湖 -1.0m 今年もハスを追いかけて琵琶湖に注ぐ川へ行ってきました。今年はハスの数が少ないなんて情報もありましたが、実際に訪れてみると昨年と変わらず多くの個体が産卵行動の真っ最中で一安心しました。 相変わらず警戒心が強い魚で、…

琵琶湖のウキゴリ

先週末は夏本番も目の前ということで、琵琶湖にハスの撮影に行っていたのですが、直前の大雨と機材トラブルに泣かされ、良い写真は一枚も撮れず・・・代わりと言ってはなんですが、ハスの撮影待ちの間、ウキゴリの幼魚がたくさんいたので暇つぶしに図鑑写真…

琵琶湖のヌシ

ビワコオオナマズ 琵琶湖 -3.0m 約1年ぶりにビワコオオナマズの姿を写真に捉えました。前回は12-45mmのズームレンズをカメラに装着していたため、全身を写しきることはできなかったのですが、今回ははじめからオオナマズ狙いで8mm魚眼レンズで撮影したため、…

スジエビ

スジエビ 琵琶湖 -3.0m 右の個体にはエビノコバンが寄生している 琵琶湖で撮影したスジエビです。 南西諸島を除く日本全国に分布する淡水エビで、琵琶湖でも水深1 mから少なくとも90 mの深場まで、あらゆる水深に分布し個体数も多いです。滋賀県では大豆とと…

春から夏へ 琵琶湖の4種のハゼ

ビワヨシノボリ、イサザ オウミヨシノボリ、ヌマチチブ 遠征やら深海小物釣りやらで、ここ1か月ほどなかなか撮影に行けなかったのですが、先日はひさびさに琵琶湖で水中撮影でした。 写真は琵琶湖に棲む4種のハゼ。ビワヨシノボリ、イサザ、オウミヨシノボリ…

ハリヨの巣作り

巣材を運ぶオス 滋賀県河川 -1.5m 昨年のゴールデンウィークに婚姻色のハリヨを撮影しに行った滋賀県の川に久々に行ってきました。 nature-key-peninsula.hatenadiary.com 美しい婚姻色をまとった姿は前回撮影済みのため、今回は産卵に向けて巣を作るオスの…

ビワマスの稚魚

ビワマスの稚魚 琵琶湖流入河川 -0.3m 昨年生まれのビワマスの子供たちがそろそろ成長してきているころかな?と思い、昨年秋に親魚の撮影をした川を覗いてきました。 流心は雪解け水と最近の長雨でかなり流れが速かったのですが、岸際の流れのゆるやかな植生…

ホンモロコの産卵2024

ホンモロコの群れ 琵琶湖 -0.5m 昨年11月末のアユの撮影以降、まったく川に潜らない日々が続いていたのですが、先日ようやく今年初めてとなる水中撮影で琵琶湖に行ってきました。狙いは桜の咲くこの時期、婚姻色と産卵のピークを迎えるウグイ…だったはずなの…

ナガレモンイワナふたたび

ナガレモンイワナ -0.3m 滋賀県河川 先月のビワマス撮影の合間をぬって探しにいったナガレモンイワナです。このときは前日にまとまった雨が降り、ビワマスの産卵場近くも増水し撮影が不可能になってしまったため、急遽増水の影響を受けにくい源流域でのナガ…

ビワマスの産卵床作り

ビワマスのメス 琵琶湖流入河川 -0.3m 11月も後半に差しかかりビワマスの遡上数も少なくなってきたため、今年のビワマス撮影も終わりにしたいと思います。今年も産卵の瞬間を追い求めての琵琶湖通いでしたが、なかなかタイミングを合わせきれずにシーズン終…

光射すビワマスの淵

ビワマスの群れ 琵琶湖流入河川 -2.0m 前の記事と同じ場所ですが、前回の撮影の翌日に再び訪れるとさらに透明度が上がっており澄んだ水と光が降り注ぐ中をビワマスの群れが泳ぐという素晴らしい光景を写すことができました。基本的にビワマスは雨による出水…

2023ビワマスの遡上

淵に群れるビワマス 琵琶湖流入河川 −2.0m 今年も琵琶湖に注ぐ川にビワマスたちが帰ってくる季節になりました。 ここ3年ほど毎年ビワマスの産卵シーンの撮影を狙っていて、昨年は産卵の瞬間の撮影自体には成功したものの、ペアの周辺の環境などのシチュエー…

カネヒラの闘争

カネヒラの闘争 琵琶湖 -1.0m 琵琶湖ではカネヒラの産卵期が続いています。 縄張りをもつオスたちはほかのオスを確認するや否やひれを全開にしてお互いに威嚇しあいます。力の差がある場合、勝負は一瞬でつきますが、これが拮抗しているときは互いの尾びれを…

カネヒラの婚姻色

カネヒラ 琵琶湖 -1.0m 今年も秋産卵のカネヒラの婚姻色に誘われて琵琶湖へ撮影に行ってきました。 撮影場所は昨年と同じ琵琶湖に注ぐ水路の一角。産卵母貝となるタテボシガイが多く、安定的にカネヒラがみられるポイントです。 9月下旬の段階では小型個体の…