2023-01-01から1年間の記事一覧
ホシエビス 46.5mm SL 和歌山県産 ホシエビス Sargocentron punctatissimum 分類:イットウダイ科イットウダイ属 分布:駿河湾以南の太平洋沿岸、琉球列島および南大東島、国外ではインド・太平洋の広域から知られる。 備考:熱帯から亜熱帯の浅場の岩礁域に…
ナガレモンイワナ -0.3m 滋賀県河川 先月のビワマス撮影の合間をぬって探しにいったナガレモンイワナです。このときは前日にまとまった雨が降り、ビワマスの産卵場近くも増水し撮影が不可能になってしまったため、急遽増水の影響を受けにくい源流域でのナガ…
ウイゴンベ 83.9mm SL 和歌山県串本町産 ウイゴンベ Cyprinocirrhites polyactis 分類:ゴンベ科 ウイゴンベ属 分布:千葉県房総半島以南の太平洋岸、南西諸島、国外ではインド太平洋の広域から知られている。 備考:主に水深10m以深の岩礁域に生息。何かに…
ヤマユリトラギス 90.0mm SL 和歌山県串本町産 ヤマユリトラギス Parapercis kentingensis 分類:トラギス科 トラギス属 分布:相模湾以南の太平洋岸、南西諸島、台湾 備考:水深60~200mのやや深い砂礫底や岩礁域に生息。赤色を基調とする体色をもつトラギ…
ホシノエソ 166.3mm SL 和歌山県串本町産 ホシノエソ Synodus hoshinonis 分類:エソ科 アカエソ属 分布:千葉県房総半島から高知県、若狭湾、島根県沖、小笠原諸島、九州北西岸 備考:やや深場の砂泥底に生息。アカエソの仲間は表徴形質に乏しく分類が混乱…
ビワマスのメス 琵琶湖流入河川 -0.3m 11月も後半に差しかかりビワマスの遡上数も少なくなってきたため、今年のビワマス撮影も終わりにしたいと思います。今年も産卵の瞬間を追い求めての琵琶湖通いでしたが、なかなかタイミングを合わせきれずにシーズン終…
ビワマスの群れ 琵琶湖流入河川 -2.0m 前の記事と同じ場所ですが、前回の撮影の翌日に再び訪れるとさらに透明度が上がっており澄んだ水と光が降り注ぐ中をビワマスの群れが泳ぐという素晴らしい光景を写すことができました。基本的にビワマスは雨による出水…
淵に群れるビワマス 琵琶湖流入河川 −2.0m 今年も琵琶湖に注ぐ川にビワマスたちが帰ってくる季節になりました。 ここ3年ほど毎年ビワマスの産卵シーンの撮影を狙っていて、昨年は産卵の瞬間の撮影自体には成功したものの、ペアの周辺の環境などのシチュエー…
カネヒラの闘争 琵琶湖 -1.0m 琵琶湖ではカネヒラの産卵期が続いています。 縄張りをもつオスたちはほかのオスを確認するや否やひれを全開にしてお互いに威嚇しあいます。力の差がある場合、勝負は一瞬でつきますが、これが拮抗しているときは互いの尾びれを…
カネヒラ 琵琶湖 -1.0m 今年も秋産卵のカネヒラの婚姻色に誘われて琵琶湖へ撮影に行ってきました。 撮影場所は昨年と同じ琵琶湖に注ぐ水路の一角。産卵母貝となるタテボシガイが多く、安定的にカネヒラがみられるポイントです。 9月下旬の段階では小型個体の…
コアユの産卵 琵琶湖流入河川 -0.5m 今年はこの夏の猛暑の影響か、琵琶湖のコアユたちの産卵も例年に比べかなり遅れていたのですが、10月に入りようやく本格化しはじめたようです。 夏までは川の上中流域で暮らしていた、あるいは逆に琵琶湖の中を回遊してい…
キジムナーボウズハゼ 沖縄島 -1.0m 最近は撮影になかなか行けない日々が続いているので、過去写真でも紹介してお茶を濁しておきます…ということで、2年ほど前に沖縄島の河川で撮影したキジムナーボウズハゼ Lentipes kijimunaです。 本種は南西諸島に広く分…
ゲンゴロウブナ 琵琶湖 -1.0m ギンブナ(左)、ニゴロブナ(右) 琵琶湖 -1.0m 琵琶湖で撮影したゲンゴロウブナ、ニゴロブナおよびギンブナです。琵琶湖にはこれら3種のフナが生息し、しばしば同じ群れを作ってくらしています。なお、3種のうちゲンゴロウブ…
オイカワ 95.3mm SL 紀の川水系産 オイカワ Zacco platypus 分類:コイ科/クセノキプリス科 オイカワ属 分布:自然分布域は関東地方以西の本州。四国瀬戸内海側、九州北部。主に琵琶湖産アユへの混入と思われる放流により日本各地に移入。 備考:河川中下流…
カネヒラ 琵琶湖 -1.0m この週末はひさびさに(※1か月ぶり)の琵琶湖でした。 9月も後半ということで、そろそろコアユの産卵とカネヒラの繁殖行動が見られるのではないかと思い琵琶湖へ向かったのですが、コアユもカネヒラも婚姻色が出ている個体はほとんど…
クロホシマンジュウダイの群れ -5.0m 四万十川 四万十川の河口域ではアカメのほか、様々な種類の魚たちを見ることができますが、中でもその特徴的なシルエットで異彩を放っているのがこのクロホシマンジュウダイです。 紀伊半島の汽水域でも時々小さなサイズ…
クロウミウマ 紀伊半島南部河川 -1.0m 先日の土曜日はひさびさに紀伊半島南部の汽水域で撮影でした。 これまでになんども通っている川ですが、夏から秋にかけて死滅回遊系の魚の出現が多く、毎年のように新たな種類の魚を見かける個人的にはイチオシのポイン…
ヒナイシドジョウ 四万十川水系 -1.0m 四万十川上流域で撮影したヒナイシドジョウです。 本種は四国西南部の愛媛県と高知県の 9 水系にのみ生息する小型のシマドジョウの仲間です。長らく中国地方と九州北部に分布するイシドジョウと同種として扱われていま…
アカメ 四万十川 -3.0m 今年も四万十川にアカメの撮影に行ってきました! 最近の長雨による増水と潮回りの条件もよくなかったためか、去年の同じ時期に比べるとだいぶ濁っていましたが、アカメの姿は拝むことができました。数自体は去年よりも多く、6~7匹の…
ナガレモンイワナ -1.0m 滋賀県河川 先日は滋賀県のとある川の上流域へ“幻のイワナ”ともいわれるナガレモンイワナの撮影を狙いに行きました。 ナガレモンイワナは漢字で書くと「流紋岩魚」。その名のとおり通常のイワナであれば斑点模様があるところが、前後…
ボウズハゼ幼魚 紀伊半島南部河川 -0.5m ひさびさのハゼネタ。 春から初夏にかけての紀伊半島南部の河川では加入したばかりのハゼ科魚類の幼魚が群れをなして遡上している様子をしばしば目撃します。ヨシノボリの仲間やウキゴリの幼魚も多いのですが、鰭の赤…
ワタカ 228mm SL 淀川水系産 ワタカ Ischikauia steenackeri 分類:コイ科/クセノキプリス科 ワタカ属 分布:琵琶湖・淀川水系、放流により日本各地に移入 備考:国内では唯一のクルター類。琵琶湖・淀川水系の固有種であるが、過去には福井県三方湖にも生…
オオサンショウウオ 古座川 -2.0m 紀伊半島南部の古座川で撮影したオオサンショウウオです。 本種は言わずと知れた世界最大級の両生類で、岐阜県以西の本州および、四国と九州の一部に生息します。 先日の長良川のネコギギの撮影の際、密かに狙っていたのが…
ネコギギ 長良川水系 -1.0m 時系列が前後しますが、安曇川のアユの撮影の前週は岐阜の友人のRくんのところへ遊びに行っていました。訪れたのは岐阜県の誇る清流、長良川。そしてその中でもとびきり水が綺麗だという、とある支流を案内してもらいました。 昼…
アユ 安曇川 -0.5m 前の記事の予告どおり(?)先週末はまたハスの撮影に行こうと琵琶湖の川を訪れたのですが、このところの雨不足で川は瀬切れしており、残念ながらハスの姿はありませんでした。 そこで、はじめは予定になかったのですが、これも前から撮影…
オスの闘争 琵琶湖流入河川 水面下 琵琶湖ではハスの産卵が盛期を迎えています。 オス同士は産卵場所やメスをめぐって激しく争います。ものすごいスピードで泳ぎ回るので、カメラのフレームに入れるのは大変。そもそも警戒心がかなり強い魚なので撮影距離ま…
ビワコオオナマズ 琵琶湖 -3.0m 琵琶湖には3種のナマズが生息しますが、その名に“琵琶湖”を冠し、この日本最大の湖の象徴となっているのがこのビワコオオナマズです。 もはや説明するまでもないですが、本種は琵琶湖淀川水系の固有種にして日本最大の淡水魚…
前回の続きです。 nature-key-peninsula.hatenadiary.com ここまで主にハウジングのことについて書いてきましたが、今回はOM-1を水中で使ってみて見えてきた水中撮影機としてのOM-1の実力についてレビューしていきます。なお、本記事に掲載している写真はも…
間が空きましたが前回の続きです。 nature-key-peninsula.hatenadiary.com 今回はOM-1用水中ハウジングIkelite 200DLM/B for OM-1のセッティング方法について書いていきます。まぁセッティングと言ってもそんなに難しいことはないのですが。 まずはハウジン…
前回の続きです。 nature-key-peninsula.hatenadiary.com 今回からOMSYSTEMのOM-1の水中ハウジング、Ikelite 200DLM/B for OM-1の実際の使用感をレビューしていきたいと思います。 ちなみに、こうしたレビュー記事は開封の儀から始まるのがよくあるパターン…