Fishes of Kii Peninsula

紀伊半島のさかな

琵琶湖の3種のフナ

ゲンゴロウブナ 琵琶湖 -1.0m
ギンブナ(左)、ニゴロブナ(右) 琵琶湖 -1.0m

 

琵琶湖で撮影したゲンゴロウブナ、ニゴロブナおよびギンブナです。琵琶湖にはこれら3種のフナが生息し、しばしば同じ群れを作ってくらしています。なお、3種のうちゲンゴロウブナとニゴロブナは琵琶湖固有種です。

ゲンゴロウブナは釣魚として有名なヘラブナのもとになった魚で、体高が高く、眼が顔のやや下のほうに位置しているのが特徴です。ニゴロブナは反対に体高が低く、身体は金色みを帯び、下あごが角張ります。この2種は見た目が結構違うので混同することはなかなかないのですが、ややこしいのがギンブナで、体高や色彩といった形態の幅が広く、前2種と見分けがつきにくい個体もいるため注意が必要です。

 

camera : OM-1
lens : M. ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
strobe:D-2000, Z-240