Fishes of Kii Peninsula

紀伊半島のさかな

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

四万十川、濁りの中のアカメ

アカメ 四万十川 -3.0m 今年も四万十川にアカメの撮影に行ってきました! 最近の長雨による増水と潮回りの条件もよくなかったためか、去年の同じ時期に比べるとだいぶ濁っていましたが、アカメの姿は拝むことができました。数自体は去年よりも多く、6~7匹の…

ナガレモンイワナ

ナガレモンイワナ -1.0m 滋賀県河川 先日は滋賀県のとある川の上流域へ“幻のイワナ”ともいわれるナガレモンイワナの撮影を狙いに行きました。 ナガレモンイワナは漢字で書くと「流紋岩魚」。その名のとおり通常のイワナであれば斑点模様があるところが、前後…

ボウズハゼの幼魚

ボウズハゼ幼魚 紀伊半島南部河川 -0.5m ひさびさのハゼネタ。 春から初夏にかけての紀伊半島南部の河川では加入したばかりのハゼ科魚類の幼魚が群れをなして遡上している様子をしばしば目撃します。ヨシノボリの仲間やウキゴリの幼魚も多いのですが、鰭の赤…

不定期連載・標本写真シリーズ③ワタカ

ワタカ 228mm SL 淀川水系産 ワタカ Ischikauia steenackeri 分類:コイ科/クセノキプリス科 ワタカ属 分布:琵琶湖・淀川水系、放流により日本各地に移入 備考:国内では唯一のクルター類。琵琶湖・淀川水系の固有種であるが、過去には福井県三方湖にも生…

古座川のオオサンショウウオ

オオサンショウウオ 古座川 -2.0m 紀伊半島南部の古座川で撮影したオオサンショウウオです。 本種は言わずと知れた世界最大級の両生類で、岐阜県以西の本州および、四国と九州の一部に生息します。 先日の長良川のネコギギの撮影の際、密かに狙っていたのが…

ひさびさのネコギギ

ネコギギ 長良川水系 -1.0m 時系列が前後しますが、安曇川のアユの撮影の前週は岐阜の友人のRくんのところへ遊びに行っていました。訪れたのは岐阜県の誇る清流、長良川。そしてその中でもとびきり水が綺麗だという、とある支流を案内してもらいました。 昼…

安曇川の縄張りアユ

アユ 安曇川 -0.5m 前の記事の予告どおり(?)先週末はまたハスの撮影に行こうと琵琶湖の川を訪れたのですが、このところの雨不足で川は瀬切れしており、残念ながらハスの姿はありませんでした。 そこで、はじめは予定になかったのですが、これも前から撮影…

ハスの産卵

オスの闘争 琵琶湖流入河川 水面下 琵琶湖ではハスの産卵が盛期を迎えています。 オス同士は産卵場所やメスをめぐって激しく争います。ものすごいスピードで泳ぎ回るので、カメラのフレームに入れるのは大変。そもそも警戒心がかなり強い魚なので撮影距離ま…

ビワコオオナマズ

ビワコオオナマズ 琵琶湖 -3.0m 琵琶湖には3種のナマズが生息しますが、その名に“琵琶湖”を冠し、この日本最大の湖の象徴となっているのがこのビワコオオナマズです。 もはや説明するまでもないですが、本種は琵琶湖淀川水系の固有種にして日本最大の淡水魚…

OM-1用ハウジング Ikelite 200DLM/B for OM-1レビュー⑥ OM-1の水中での実力は?

前回の続きです。 nature-key-peninsula.hatenadiary.com ここまで主にハウジングのことについて書いてきましたが、今回はOM-1を水中で使ってみて見えてきた水中撮影機としてのOM-1の実力についてレビューしていきます。なお、本記事に掲載している写真はも…

OM-1用ハウジング Ikelite 200DLM/B for OM-1レビュー⑤ ハウジングのセッティング編

間が空きましたが前回の続きです。 nature-key-peninsula.hatenadiary.com 今回はOM-1用水中ハウジングIkelite 200DLM/B for OM-1のセッティング方法について書いていきます。まぁセッティングと言ってもそんなに難しいことはないのですが。 まずはハウジン…