Fishes of Kii Peninsula

紀伊半島のさかな

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

紀伊半島の魚図鑑No32.  ホウライヒメジ

ホウライヒメジ Parupeneus ciliatus 紀伊半島での呼び名:めんどり、おじさん 分布:房総半島以南の太平洋岸、南西諸島および小笠原諸島。国外ではインド洋から西太平洋まで広域分布する。 生息環境:岩礁帯や内湾、藻場など。幼魚はタイドプールによく出現…

紀伊半島 アユの産卵群

アユの産卵群 和歌山県南部河川 -0.3m ビワマスのシーズンが終わりに近づくころ、紀伊半島ではアユの産卵が盛期を迎えます。昨年はスケジュールをうまく合わせきれずに観ることが出来なかったのですが、今年は以前から目星をつけていた紀伊半島南部の河川で…

ビワマス 産卵床の埋め戻し

ビワマスのペア 琵琶湖流入河川 -0.3m 前回の記事の写真と構図がほとんど一緒ですが、今度は産卵後に卵を埋め戻すメスの様子です。例によって周りがコンクリ張りで砂や礫がほとんどないので、あまり意味はないように思えるのですが、本能的に産卵床の周囲を…

ビワマス 産卵床作り

ビワマスのペア 琵琶湖流入河川 -0.3m 先日、産卵を撮影したペアの産卵床作りの様子です。ペアの、と言いつつ実際に産卵床を作るのはメスだけで、オスはその間ほかのオスを追い払ったり、メスにちょっかいかけて産卵を促したりしています。 産卵の記事のとき…

堰を越えるビワマス

ビワマスの跳躍 琵琶湖流入河川 琵琶湖の周辺は山地に囲まれているため急勾配の川が多く、自然豊かなイメージとは裏腹に治水のため、あちらこちらに堰が作られています。言うまでもなくこうした河川構造物はビワマスたちの遡上の妨げになるものですが、跳躍…

ビワマスの産卵

産卵の瞬間 琵琶湖流入河川 -0.3m 一昨年にはじめてビワマスを撮影して以来、いつかは産卵シーンを写真に収めたいと思い秋の琵琶湖に通って2年。先日ようやくその瞬間を撮影することができました。今年も雨が少なく、まとまった遡上がない中でこの瞬間に立ち…

なかなか難しいビワマス

ビワマスのペア 琵琶湖流入河川 -1.0m 楽しみにしていたビワマスの季節ですが、結局、今年の秋も雨が少ないためまとまった遡上がなく、撮影には苦戦しています。 狙っているのはもちろん産卵の瞬間なのですが、今年撮影するペアは、産卵に至るはるか前の産卵…

秋の日置川とアユの色彩

アユ 日置川 -1.5m この週末は大学の後輩であるSHOWくんと、以前からTwitterで仲良くさせてもらっている中野光さんと紀伊半島南部で合同採集調査でした。トップの写真は調査の合間に日置川で撮影したアユ。これまでに見てきたアユの中でもとびきりに鮮やかな…