楽しみにしていたビワマスの季節ですが、結局、今年の秋も雨が少ないためまとまった遡上がなく、撮影には苦戦しています。
狙っているのはもちろん産卵の瞬間なのですが、今年撮影するペアは、産卵に至るはるか前の産卵床作りをしている段階で警戒心がなかなか強く、特にメスはまったく寄せつけない雰囲気の個体がほとんどでした。一度驚かすと数十分は産卵床の場所まで戻ってこない、なんていうのはざらで、プレッシャーを与えてしまっているようでかなり申し訳ない気持ちに… 昨年は素直に寄らせてくれる個体がほとんどだっただけに、同じ種類の魚でもこうも行動が違うのかと驚くとともに、どちらが彼らの本質なのか図りかねています。
結局、今回は4日間で3河川を見て回りましたが、なかなかいいシーンにはめぐり合うことはできませんでした。今年のチャンスはまだあるため、引き続き挑戦していきたいと思いますが、今後も逃げられたりプレッシャーを与えたりで撮影にならない場合、アプローチの方法なり、カメラの遠隔操作なども含めた撮影方法を見直す必要があるかもしれません。
camera : E-M1 markⅡ
lens : M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
strobe：D-200, D-2000
