Fishes of Kii Peninsula

紀伊半島のさかな

タナゴ釣り、水中の世界

時系列が前後しますが、カネヒラ撮影の前週、岐阜在住の友人、R君のところにタナゴの撮影に行ってきました(実はここでもカネヒラがメインターゲットだったのはクラスのみんなには内緒だよ!)おととしにタナゴ釣りで訪れた良いポイントがあったので、そこで待ち合わせしていたのですが・・・

 

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破壊された水辺。切ない。

Oh・・・

高速道路関係の工事で完全に破壊されていました。水も綺麗でタナゴの仲間が多産するいいポイントだったのですが・・・
残された水辺に網を入れるとギンブナ、ニゴイ、ヤリタナゴが入りました。どうにか工事の影響の少ない場所に逃げ込んで生き延びてくれるといいのですが・・・

嘆いても仕方がないので、気を取り直して次のポイントへ。長良川水系につながる水路で、R君によるとここもタナゴ釣りの実績ポイントだということです。エントリーしてみると魚影が濃く、ヤリタナゴ、アブラボテ、タイリクバラタナゴとタナゴの仲間を筆頭にオイカワ、カワムツカマツカ、ゼゼラ、カワヒガイ、ニシシマドジョウなど多くの種類の魚を確認できます。普通に生態写真を撮影してもよかったのですが、せっかくR君に付き合ってもらっていますし、一人ではできない撮影ということでR君にタナゴ釣りをしてもらって、その水中の様子を撮影することに。

 

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餌を投入するとすぐさまアブラボテとタイリクバラタナゴが寄ってきます。餌への反応はアブラボテが一番すばやく、小さい個体でもかなりアグレッシブに食いついていました。道理でタナゴ釣りしているとボテばかり釣れるわけだ・・・タイバラも反応は良いのですが、餌を丸のみすることなく、少しづつかじっていくので、フッキングさせることは難しそうでした。一方でヤリタナゴはたくさんいたのですが、やや警戒心が強く、撮影者が餌の前に陣取っているとなかなか近づいてはくれませんでした。

ちなみにメインターゲットに据えていたカネヒラはいるにはいたのですが、1ペアしか見られず、しかも餌には目もくれずびゅんびゅん泳ぎ回っていたので、姿を捉えることすらできず・・・これが次週に琵琶湖に行く伏線となったのでした。

 

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水中で釣りの様子を観察したのは初めてだったので、種ごとの反応の違いなどがよくわかり、とても面白かったです。また悲しいかな、地元の和歌山とは比べ物にならないほど、タナゴ類や平地の魚が豊富で岐阜の水環境の良さをしみじみと感じました。いずれ婚姻色の季節である春に再訪して美しい姿を撮影してみたいと思います。

 

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camera : HUAWEI P20 lite, E-M1 markⅡ
lens : M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
strobe:D-200, D-2000