コアユの撮影と並行しながら、先月から引き続きカネヒラの撮影です。
ポイントは前回と全く同じ場所でしたが、今回はあいにく天気が悪く、照度不足と濁りのため3日間の撮影日程のうちまともに撮れたのは初日だけ…という少々不完全燃焼な結果でした。トップの写真は埋まっている産卵母貝の様子を伺う、いわゆる貝覗きをするペア。産卵の様子こそ観察できなかったものの、この貝の周辺には入れ替わり立ち代わり多くの個体が様子を見に来ていました。
ちなみに、この場所のカネヒラたちは警戒心がきわめて強く、わずかなカメラの動きやシュノーケルクリアの音で逃げて行ってしまうため、撮影は非常に難しかったです。昨年撮った開けた水路にいた個体は時間をかけて慣らせば目の前でも餌を摂るほど平然としていたので、同じ種類の魚であっても環境や時期によって挙動が全然違うのだな、と改めて思い知らされました。今シーズンのカネヒラの撮影はこれで終了としますが、来年は湖内など環境の大きく違うポイントの開拓も進めていきたいですね。
camera : E-M1 markⅡ
lens : M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
strobe:D-200, D-2000