四万十川の河口域ではアカメのほか、様々な種類の魚たちを見ることができますが、中でもその特徴的なシルエットで異彩を放っているのがこのクロホシマンジュウダイです。
紀伊半島の汽水域でも時々小さなサイズはみることができますが、ここまでの大型の個体を目にすることはなかなかありません。同じ南日本の太平洋沿岸で、出現する魚の種類もかなり似通っている紀伊半島南部と高知県南部ですが、こうした光景をみると当たり前なのですがやはり高知のほうが南方寄りなのだなと感じます。
クロホシマンジュウダイは結構好奇心旺盛な性格で、潜ってカメラを向けても手の届くような距離まで近づいてくることがあります。この日は透明度が悪く、もっと背景がきれいに抜けている写真になればよかったのですが・・・ちなみに本種は食べてもおいしいらしく、特に刺身は絶品だとか。なかなか機会があるものではないと思いますが、いつか食べてみたいですね。
camera : E-M1 markⅡ
lens : M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
strobe:D-200, D-2000