Fishes of Kii Peninsula

紀伊半島のさかな

OM-1用ハウジング Ikelite 200DLM/B for OM-1レビュー③個人輸入編

前回の続きです。

nature-key-peninsula.hatenadiary.com

 

海外発送を行っていない海外のオンラインショップで商品を購入し、日本へ個人輸入する方法はいくつかありますが、メジャーなのが転送サービスなる業者を利用するものです。転送サービスとはざっくり言うと輸入代行業者のことで、注文した商品をその国の転送拠点に一度集荷し、そこから日本などの海外に発送してくれます。

この転送サービスにも複数の業者かあるのですが、今回は有名どころらしいOPASというサービスを利用してみました。

opas.com

OPASの利用方法は公式サイトやほかのブログに詳しく書かれているので割愛しますが、ほとんど日本のオンラインショップで注文するのと変わらない感覚で購入することができました。OPASに登録すると自動的にOPASの発送拠点内に私書箱(米国内の私住所)が取得されるのですが、あとはオンラインショップで商品をカートに入れ、届け先をOPASで取得した私書箱の住所にして注文するだけです。ちなみに転送にかかる手数料として商品の代金の10%をOPASに支払う必要があります。

今回、Ikeliteの公式ショップで注文したのは下記の7点、総額で$2017.95USDでした。世の中の水中撮影機材の中では比較的安価とはいえやはり高い・・・

 

200DLM/B for OM-1(ハウジング本体)
5516.16 Dome Port (12-45mm F4 PRO用レンズポート)
5515.42 Zoom Gear (12-45mm F4 PRO用ズームギア)
5516.50 Flat Port (60mm F2.8マクロ用レンズポート)
Sync Cord Ikelite Strobe to Nikonos Bulkhead non-TTL(ストロボ接続用シンクロコード)
Tray with Dual Quick Release Handle(アームシステム用グリップベース)
1-inch Ball Mount for Quick release Handle(グリップベース用ボールジョイント)

 

なお、レンズポートについては各メーカーのレンズに対応したPort chartsが公開されているので、こちらを参考にするとよいでしょう。

www.ikelite.com

 

注文の翌日、Ikelite社のアドレスから「おたくの注文のクレジットカードの明細見たら請求先住所が日本に、発送先住所がアメリカ国内になってるんやけど、どないなってますねん?(意訳)」という連絡がメールで来ました。やはり海外発送はダメなのか…?と焦りましたが、今回の注文は転送サービスを利用していること、請求先は日本の住所でOKなことを伝えると、同日中に注文の処理を行いますとの連絡が、そして3日後に再びメールで発送連絡がありました。ほっと一安心。ちなみにIkelite本社の所在するインディアナ州インディアナポリスからOPASの拠点のオレゴン州ポートランドまでは直線距離で約3000km。ほぼアメリカ大陸横断ルートです。アメリカは広い・・・

3000kmの長旅である

 

発送の連絡があってから5日後、今度はOPASから商品が転送拠点に届いたとの連絡がありました。

商品がOPASに到着した後に、そのまま日本に送るか、商品を箱から出してまとめて梱包して送る(こちらのほうが送料が安くなりやすい)か選ぶことができますが、今回はレンズポートなどの傷が怖いので、まとめずそのまま発送を選択。配送業者もFedExやePacketなど複数から選ぶことができますが、今回は安心と信頼のヤマト運輸を選びました。

OPASからの配送連絡があってから7日後、ヤマトの追跡サービスで商品が日本に届いたとの連絡がありました。ここから税関チェックを受けてから国内での配送に移ります。そして、最初に注文してから17日目、ついにハウジング一式が手元に届きました。長かった~

というわけで次回から本格的なレビューということで、Ikeliteハウジングの特徴と使い勝手について紹介していきたいと思います。