
このところあり得ないくらい暑い日々が続いていますが、水の中も夏本番という様子です。
琵琶湖に注ぐ川ではオイカワが産卵期を迎えていました。近縁のハスやカワムツと同様、産卵はペアで行われ、砂礫底に臀鰭を使って埋め込むように卵を産みつけます。
産卵行動の主導権はメスにあるように見え、メスは産卵に適した砂礫底をぐるぐると泳ぎながら探し、その間オスはメスにほかのオスが近づかないよう防衛します(そして他のオスが近づくと猛然と追い払いにかかる)。そして産卵適地が見つかるとメスは着底し、お腹を川底に擦り付けるような動きが合図となり、オスも寄り添って一斉に産卵・放精します。この一連の流れはハスやカワムツとほとんど全く同じです(見たことはないですが、きっとヌマムツも同様でしょう)。なお、オイカワはオスがメスより大きく成長し、かつ産卵中はオスがメスに覆いかぶさるように寄り添うので、オス側から撮影するとメスの体が隠れてしまうことがほとんどです。
ハスの場合、ペアからあぶれたオスがスニーカーとなり産卵の瞬間にペアの間に飛び込んで放精していくことがあり、オイカワでもそうしたスニーキング行動は観察されているのですが、今回は産卵はペアのみで静かに行われていました。なお、どんなときにもちゃっかりしているのがウグイの稚魚で今回も卵を食べにペアの周りに集まっていました。この場所は今年の春にウグイの大産卵を撮影した場所で、この稚魚たちもこの時生まれた子供たちでしょう。


camera : OM-1
lens : M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
strobe:D-200, D-2000