Fishes of Kii Peninsula

紀伊半島のさかな

ホンモロコの産卵

水路に遡上したホンモロコの群れ

琵琶湖で近年資源量が増えてきているホンモロコ、今年も3月下旬以降あちらこちらで産卵のため集まっているのが見られました。

 

本種は多様な産卵場所を利用しており、流入河川の砂礫底や積み石の隙間、岸際の植生など様々ですが、とりわけ重要なのが湖岸に生えるヤナギの根です。近年の研究でホンモロコはヤナギの根が繁茂し、水深が浅く、流れが早い場所を選択して産卵することが示されており、こうした場所に産卵した卵には酸素が効率よく供給され、孵化率を高めることができると考えられています。

かつては200~400トンの漁獲量があったホンモロコ、当時の資源水準にはまだまだ足りないものの、最も資源が少なくなっていた時期から考えるとずいぶんと回復してきました。湖岸でモロコ捕りをする人の姿も見え、捕る文化も少しずつ復活しているようです。

 

camera : OM-1
lens : M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro, M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO(水上)
strobe:D-200, D-2000