今日は熊野川水系の上流域で撮影でした。普段、上流域はあまり行かないでのすが、先日岐阜で出逢ったサツキマスの姿が忘れられず、サツキマスまでいかずともアマゴの産卵シーンでも見られればと思い足を運んだ次第です。
写真のようなかなり険しい渓谷にエントリーしました。ドライスーツにウエイト10kgを装備、さらに4kgほどの重さのカメラ機材をもち、この流れを遡行するのでかなりハード…。
途中、水深5mはあろうかという淵が連続するポイントに潜りましたが、ちょうど木漏れ日が淵に射し込むタイミングに遭遇するできました。スポットライトのように輝く光条が美しい。透明度の高い川だからこそ見られる絶景です。
上流域ということで、魚の種類は少なく、みられたのはアユ、ウグイ、カワムツ、アマゴ程度。この時期にもかかわらずアユがまだ婚姻色を帯びていないので驚きました(いつ産卵するんだ?)。なんとなくこの場所のものは放流個体ではないかと思っていますが… ちなみに狙いのアマゴの産卵シーンですが、アマゴはいたものの小さな個体にしか遭遇できず見ることはかないませんでした… 少し時期的に遅かったのかもしれません。
なお、ここ熊野川はサツキマスの川としても有名で(当地では「ノボリ」と呼ばれています)、釣果もそこそこ聞かれるほどの個体数が遡上しているため、どこかで産卵もしているはずと信じているのですが、その場所となるとよくわかっていません。いつの日かこの川でその雄姿を見られたらよいのですが…
camera : E-M1 markⅡ
lens : LUMIX G FISHEYE 8mm/F3.5
strobe:D-200, D-2000